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尿素水事業や人材派遣業を展開するセイリョウ(愛知県大府市)はこのほど、新たに外国人専用のトラックドライバー求人サイト「DRIVER FORCE(ドライバーフォース)」を立ち上げ、2月から運営を開始した。同サイトはポルトガル語に対応。おもにブラジル人の雇用を促進するもので、登録した事業者が求人サイトとして利用することも可能。企業情報を日本語で入力すれば、サイト側でポルトガル語に変換される仕組みだ。利用料は日本人向けの求人サイトより若干安価に設定しているという。
サイト構築に関わったのは、幣旗貴行取締役とブラジル出身の山下弘氏。
以前、山下氏のネットワークで人材を募ったところ、1週間で7000件のビュー、応募の問い合わせが60件に上った。
そんな背景から、外国人ドライバーに運送会社の仕事がしっかり伝わっていない現状を知った幣旗氏は、「彼らに幅広い物流の仕事を知ってもらいたかった」と立ち上げのいきさつを話す。
「日本の物流会社の人手不足解消につながれば」と外国人採用に積極的な見解を示す幣旗氏。そこで問題となるのが外国人の日本語レベルだが、社内のアルファベット表記を増やすなど受け入れる側が柔軟に対応することで溝が埋められるのではないかと提案。外国人採用を検討する事業者へ「まずは自分たちが外国人への対応力を付けていくこと」として、意識改革を促したい考えだ。
さらに同社は外国人ドライバー採用後のフォロー体制の重要性にも着目し、サイトリリースにあわせてポルトガル語の初任教育用サポートツール「ドライバートラスト」を制作。動画で理解を深めるサービスを展開する。
「5年後、10年後を考えた時にオール日本人ではできない。その時のために当サービスを使ってもらい、縁があった時にはサポートツールの活用を」。今後は他の言語への対応も検討、順次展開していくことで外国人雇用の促進につなげたいと幣旗氏は語っている。
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